日本特有の雇用として有名な雇用形態は、終身雇用です。
企業の寿命を考慮すると、終身雇用は厳しいです。
今回は、そんな企業の寿命と終身雇用についてです。
1ドルが149円になっている円安の状況、少子高齢化、物価上昇と日本の現状に不安を感じている人は居ると思います。
自身も不安に感じ、転職、投資、楽天経済圏の活用、IT資格の取得などを行っています。
終身雇用に不安を感じ、行動してきました。
これまでの常識、ルールが変わる過渡期になっていると思います。
日本特有の終身雇用が厳しい理由、そして、対策方法を掲載します。
皆様の参考になれば幸いです。
平均寿命23.3年
2022年の倒産企業の平均寿命は23. 3年(前年23. 8年)で、2年ぶりに前年を下回った。
株式会社 東京商工リサーチ:平均寿命23.3年 ~2022年 業歴30年以上「老舗」企業の倒産~
発表された平均寿命で現実を考えます。
大学卒業後の22歳から働き始めると、約45歳ごろには会社が倒産となり、無職となっています。
定年を65歳とすると、22歳から65歳まで1社で働くということは、厳しいとなります。
産業が異なれば平均寿命は異なります。
すべての場合で、約45歳ごろに会社が倒産しているということはありません。
倒産した企業の平均寿命から考えると、終身雇用の崩壊がより進んでいるという可能性が高いです。
1つ会社に勤めることもリスク
1つ会社で働くということは、その企業でのみ通用という人になってしまう可能性があります。
企業文化、やり方に染まり切ってしまい、別の企業では通用しないということです。
これまでは日本特有の終身雇用が維持できていたため、1つの会社で働くことは自然でした。
しかし、バブル崩壊後、日本は少子高齢化、人口減少が進み、さらに近年ではインフレも進行しています。
日本を代表する自動車会社の社長も2019年頃には、終身雇用を維持することは厳しい局面に入っているという発言をしています。
また、収入の面で考えると、1つの企業にずっと務めるということは、生活の収入がその企業にすべて依存するということです。
コロナウイルスが猛威をふるった時に、賞与のカットが実施されました。
賞与込みでローンを組んでいた人には手痛い内容でした。
すべて正しい訳ではないですが、企業の平均寿命からも厳しいです。
インデックス投資
終身雇用の崩壊に向けての対策について紹介します。
インデックス投資のような資産運用です。
給与とは別の収入を育てるという対策です。
平均寿命が23. 3年で単純に考えると、給与からの収入は途中でなくなります。
収入が複数あれば、1つがなくなったとしても、別の収入でカバーできます。
来年2024年から新しいNISAが始まります。
- 非課税保有期間の無期限化
- 非課税保有限度額は、全体で1,800万円
投資をしながら節税にもなるiDeCoも健在です。
また、各証券会社は手数料の無料化を発表したり、オルカンのように1本で全世界へ投資可能な商品があります。
投資を始める環境は、整っている状況です。
終身雇用が厳しいと感じる方は、インデックス投資を検討してはいかがでしょうか。
生活コストの見直し
自身を身軽にして、万が一、ある日突然、会社が倒産したとしてもダメージを軽減する対策です。
- 生活費が30万
- 生活費が20万
- 生活費が10万
10万であれば、次の仕事を探すまでの間はアルバイトや貯金で、ある程度は耐えられます。
仮にこれが30万の場合だと、アルバイトだけでは厳しいです。
20万の場合でも、貯金が減っていくスピードは10万円よりも早いため、長期では耐えることが厳しいです。
生活コストを低くしておくと、生活が身軽になります。
以前よりも収入が少ない仕事しかなかったとしても、生活できる可能性が高いです。
副業
本業以外の職を作るという対策です。
2018年に国が、副業に関するガイドラインを策定しました。
副業が当たり前となる時代が近づきつつあります。
また、最近は物価の上昇もあり、本業だけだと生活が厳しいという状況です。
すべての人で副業が成功する訳ではありません。
ココナラなどを活用すると自分の得意分野を提供できます。
- デザイン
- 動画
- 占い
副業をしやすい環境となっています。
結果で考えると、収入源を複数持つとなります。
本業以外でも仕事があれば、1つの職がなくなったとしても、別の職による収入があります。
転職
本業の強化となる対策です。
- 寿命がまだある企業で働く
- いつでも働ける状態にする
- 待遇の向上
- 業界を変える
終身雇用崩壊の対策として多くの方が、思いつく対策です。
給料アップ、勢いのある業界へ移るということも可能性です。
ただ、転職にもリスクはあります。
人間関係をリセットしてしまうため、馴染めなかった場合は、居心地が悪くなります。
また、転職を検討するならば、景気の状況にも注意する必要があります。
終身雇用の崩壊対策として、いつでも転職できるという状態は、強いです。
仮に企業が倒産したとしても、いつでも転職できる状態であればすぐに次の仕事を始められ、収入源を維持できます。
まとめ
今回は、企業の寿命についてです。
- 平均寿命23.3年
平均寿命を考えると、終身雇用は厳しいです。
大学卒業後の22歳から働き始めると、約45歳ごろには会社が倒産となり、無職となっています。
定年まで1つの企業で働くということは、難しいです。
また、1つ会社で働くということは、その企業でのみ通用という人になってしまう可能性があります。
終身雇用の崩壊に備えるためには4つの方法があります。
- インデックス投資
- 生活コストの見直し
- 副業
- 転職
4つを組み合わせるという方法もあります。
皆様の参考になれば幸いです。
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