転職活動は、労力がかかる活動です。
現職と並行して職務経歴書の作成、企業研究、面接対策などを行う必要があります。
きちんと対策しても結果が伴わない場合もあります。
期待と労力が合わないとなり、転職が辛くなることもあると思います。
転職活動は非常に大きな労力が必要であるため、これから転職活動を始める人には是非とも知って欲しいことです。
社会人として5年以上経過しますが、これまで4回ほど転職活動をしました。
2021年に実施した4回目の転職活動で、新卒で就職したIT企業から別のIT企業へ転職しました。
過去にも内定を貰っていましたが、それまでは内定後に辞退していました。
転職活動の可否へ影響するものについてです。
有効求人倍率
有効求人倍率は、景気の動向を把握する指標です。
全国の公共職業安定所(ハローワーク)の求職・就職の状況をまとめ、厚生労働省が毎月公表している求人数の倍率です。
求職者1人あたりにどれくらいの仕事があるかを示すものです。
1を下回ると、求職者1人あたりに対して求人がない、足りないとなります。
1を上回ると、求人が多く、募集が不足するまたは、人材が確保できてない状況です。
着目していただきたいのは、令和2年度の平均です。
令和2年度は2020年です。
新型コロナウイルスが広まり、新型コロナによる緊急事態宣言、伴う10万円の給付金、オリンピックの延期が決まった年です。
有効求人倍率が1.1まで低下しています。
1を上回っていると言えど、この時の日本全体の景気は良くなかったです。
転職で必要な要素
- 年齢
- 経歴
- 景気
転職だとおおよそこの3要素が重要です。
当たり前ですが、景気も重要です。
景気が良いと事業拡大のため、人を採用する意欲のある企業が増えていきます。
多少、年齢が高く、経歴が若干足りないとしても、採用されるチャンスはあります。
仮に令和2年(2020年)のように有効求人倍率が1.1のような状況だと、チャンスは減ります。
求人と求職者との偏りは、それほどありません。
枠が少ないということは審査が厳しくなります。
そして、景気自体が悪い、先行きが見えない状況となれば、より審査は厳しくなります。
求人票に記載された募集要項は満たしていても、書類選考で落とされるという可能性が高くなります。
令和2年(2020年)の実体験
1つの例としてご認識ください。
2020年に転職活動を行いましたが、約10社中7社は書類選考で落とされました。
IT業界でエンジニアとして働いていました。
やりたいことと行動の実態が、合ってなかったということもありました。
プログラムの開発をしたいが、勉強をしているが目に見える成果がないという状況です。
アピールできるものが弱い、または、本当にやっているのかと思われるような状況です。
面接にこぎつけたとしても、面接開始5分から10分で面接官の態度を見て落ちたと分かるような面接でした。
エージェント経由で送られてくる、面接結果は、散々たるものでした。
後は繰り返しとなります。
進行中の選考が少なくなれば、追加での応募となります。
何回やっても1次面接より先に進めず、2020年の活動は終わりました。
まとめ
これから転職活動をする人へ向けてです。
有効求人倍率から、景気の動向を把握することを勧めます。
転職活動を現職と並行して行う、非常に労力が必要な活動です。
求人が少ない中での活動は、結果が出にくい可能性があります。
皆様の参考になれば幸いです。
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