暴落時における想定以上の追加投資は慎重に

投資

これから投資をする人、既に投資を始めている人が居ると思います。

投資をしていると暴落の危険があり、避けたいものです。

しかし、暴落は安く買えるからチャンスと思う投資家も居ると思います。

確かに、暴落時に安く買い、市場が回復したら売って利益を得ることができます。

ただ、暴落時の追加投資については、慎重に行うことを勧めます。

コロナショック時のS&P500の下落率は、約29%でした。

安く売っているから買い時と判断できます。

記載した理由に基づき検討し、追加投資をしていません。

慎重に検討していただきたい理由を掲載します。

お金の増やし方に関する本を10冊以上、読んでたどり着いた理由になります。

10冊以上読んだ人間が、たどり着いた理由を最短で見ることができます。

暴落時の追加投資を検討する参考になれば幸です。

前置き

1つの意見であることをご容赦ください。

読んできた10冊以上の本には、暴落時の追加投資に関する内容はありませんでした。

リスク許容額を超える

暴落時に、想定以上の追加投資を行うとリスク許容額を超えてしまうからです。

例えば、1年間のリスク許容額を積立NISAの限度額40万とした場合、追加投資を行うとリスク許容額を超えてしまいます。

暴落時にチャンスと思い、積立NISAとは別に40万を特定口座で追加投資を行います。

そうすると1年間でのリスク許容額のトータルは、80万となります。

決めたリスク許容額を超えています。

市場が回復するという前提に立てば、いずれ回復して利益となります。

回復に何年かかるかは、不明です。

リスク許容額を超えて、投資を行うことになります。

最悪の場合、値動きが気になってしまい、本業に集中できないという事態になります。

または、寝れなくなる場合もあります

底値のタイミングは分からない

底値を予測する労力が無駄になり、外れ続け自信の喪失になります。

後で株価の動きを見て、ようやく底値と分かります。

また、市場の予測は、プロでも困難です。

コロンショック前の大きな暴落は、リーマンショックです。

リーマンショックの場合
  • S&P500の下落の開始は、2007年10月
  • 底値になったのは、2009年3月
  • 底値までの期間は、1年6ヶ月(18ヶ月)

18ヶ月間の間、底値と判断した価格から、さらに下がります。

自身の予測が、18ヶ月間の間ずっと外れ続けます。

プロでも難しいことを行い、かつ、下げ止まるタイミングが分からない中での追加投資です。

後で底値と分かるため、予測する労力が無駄になり、外れ続け自信の喪失になります。

評価額が減っていく中での理性の保持

資産が減っていく中で売却ボタンを押さず、追加投資をするため購入ボタンを押す理性を持つことは、難しすぎます。

暴落時に証券口座を見ると、保有している株、投資信託の評価額が、マイナスと表示されていると思います。

例えば、投資額90万円が、評価額60万円(-33%)と表示されています。

この状態で、さらに追加投資を行います。

暴落中に追加投資をすれば、投資した金額に対する評価額は、ほぼほぼマイナスとなります。

お金へ火がつき燃えている状態へ、さらにお金を突っ込むことになります。

本能としては、今すぐ売りたい状態です。

売りたいという本能を、市場の回復を信じて理性で抑え込んでいます。

追加投資を行うとする、理性を追加投資へ割く必要があります。

強靭な理性を保持し続ける必要が、あります。

投資家の経験年数

過去に暴落を経験しているかどうかです。

市場には、リーマンショックを乗り越えた投資家も存在します。

リーマンショックを経験した投資家と、1度も暴落を経験したことのない投資家では経験が違います。

人間、理屈や理論で分かっていても経験するまでは、理解、腹落ちができません。

各投資家、年齢、収入、家族構成、投資経験が違います。

投資経験の長い投資家は、経験上、リーマンショックと同じかと判断できる余地があります。

投資経験、知識に基づき冷静に適切な行動をとれる可能性が、あります、

1度も暴落を経験をしてない投資家が、市場の回復を信じて追加投資を実行できるかは、難しいと考えます。

最後に

暴落時の追加投資に対して、慎重に検討していただきたい理由です。

理由
  1. リスク許容額を超える
  2. 底値のタイミングは分からない
  3. 評価額が減っていく中での理性の保持
  4. 投資家の経験年数

追加投資を行うと、リスク許容額を超えてしまいます。

リスク許容額を超えた、投資を行うと、値動きが気になってしまいます。

最悪の場合、本業に集中できない、寝れなくなる事態になります。

底値は、株価の動きを見て、後で底値と分かります。

市場の予測は、プロでも困難です。

リーマンショックの場合
  • S&P500の下落の開始は、2007年10月
  • 底値になったのは、2009年3月
  • 底値までの期間は、1年6ヶ月(18ヶ月)

18ヶ月間の間、底値と判断した価格から、さらに下がります。

自身の予測が、18ヶ月間の間ずっと外れ続けます。

後で底値と分かるため、予測する労力が無駄になり、外れ続け自信の喪失になります。

暴落時に証券口座を見ると、保有している株、投資信託の評価額が、マイナスと表示されていると思います。

例えば、投資額90万円が、評価額60万円(-33%)と表示されています。

この状態で、さらに追加投資を行います。

追加投資は、お金へ火がつき燃えている状態へ、さらにお金を突っ込む状態です。

売りたいという本能を、市場の回復を信じて理性で抑え込んで、さらに追加投資です。

強靭な理性を保持し続ける必要が、あります。

市場には、リーマンショックを乗り越えた投資家も存在します。

人間、理屈や理論で分かっていても経験するまでは、理解、腹落ちができません。

投資経験の長い投資家は、経験上、リーマンショックと同じかと判断できる余地があります。

投資経験、知識に基づき冷静に適切な行動をとれる可能性が、あります、

暴落時に追加投資を行う時には、1度、慎重に検討していただければ幸いです。

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