今回は、インカムゲインつまり収入を増やすためこれから買い増し予定のETFの紹介です。
2021年にアメリカのETFから得た配当金額は 2,244円です。
2022年はさらに多くの配当金を得て、生活を楽にするため、ETFを買い増す予定です。
1年間、試行錯誤をし、購入したETFから買い増していくETFを決まりました。
インカムを増やすために、1年間をかけて腹落ちした3件のETFについて好きな理由を見ることができます。
皆様の投資の参考になれば幸です。
注意点
下記の2点の注意点があることをご容赦ください。
- あくまでもメインはインデックス投資で、余った資金でインカムを得る投資を実施しています
- 納得、好きな理由の腹落ちは人それぞれです
メインの投資は、全世界のインデックス投資です。
コアではなく、サテライトでインカム(配当金)を増やすために、紹介する3件のETFを中心に買い増す予定です。
3件のETFは、個人的に好きというだけです。
人によっては好きな理由が浅いと思う可能性もあります。
浅くても投資をできてしまうところが、投資の厄介な部分でもあります。
個人によって、納得、好きな理由は、分かれます。
投資では、最後は自己判断となります。
納得して判断できることが最重要です。
私個人の納得、好きな理由となります。
2点の注意点が、あることをご容赦ください。
持っているアメリカETF
7件のETFを持っています。
- VYM 「バンガード・米国高配当株式ETF(Vanguard High Dividend Yield ETF」)
- HDV 「iシェアーズ コア米国高配当株 ETF(iShares Core High Dividend ETF)」
- SPYD 「SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)」
- AGG 「iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(iShares Core Total US Bond Market ETF)」
- IYR 「iシェアーズ 米国不動産 ETF(iShares US Real Estate ETF)」
- VIG 「バンガード・米国増配株式ETF(VIG Vanguard Dividend Appreciation ETF)」
- GLD 「SPDR ゴールド・シェア(SPDR GOLD SHARE)」
7件を持っている理由は、試行錯誤をした結果です。
資産の分散、キャピタルゲイン(売買益)、インカム(配当)という目的で試行錯誤をしました。
迷うなら、とりあえず購入して自分の気持ちの動きを考えようと購入してきました。
余った資金で購入していたため、評価額が下がったとしても、致命傷にはならないからです。
迷っている時間が無駄と判断しました。
1件のETFを購入するのに必要な値段は、約1万5,000円ぐらいです。
約1万5,000円でETFを持った気持ちが、分かるならなら良しとしました。
そうした試行錯誤をした結果、3件のETFが好きになりました。
今後の買い増しは、3件を中心に行っていきます。
VYM
1番の好きなところは、分散性の高さです。
- ファンド名(日本語):バンガード・米国高配当株式ETF
- ファンド名(英語):Vanguard High Dividend Yield ETF
- 経費率:0.06%
- 直近1年の利回り:約2.7%
- 配当回数:4回
- 配当月:3月、6月、9月、12月
- 銘柄数:約400銘柄
- 組み換え回数:1回
- 設定:2006年11月
VYMは、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETFです。
また、VYMはHYD、SPYDとよく比較されます。
VYM、HYD、SPYDも高配当ETFです。
分散性だけを考慮すると、VYMが最大です。
下記が良く比較されるHDVとSPYDの情報です。
- ファンド名(日本語):SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
- ファンド名(英語):SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF
- 経費率:0.08%
- 直近1年の利回り:約3.2%
- 配当回数:4回
- 配当月:3月、6月、9月、12月
- 銘柄数:75銘柄
- 組み換え回数:4回
- 設定:2011年3月
- ファンド名(日本語):iシェアーズ コア米国高配当株 ETF
- ファンド名(英語):iShares Core High Dividend ETF
- 経費率:0.07%
- 直近1年の利回り:約3.6%
- 配当回数:4回
- 配当月:3月、6月、9月、12月
- 銘柄数:80銘柄
- 組み換え回数:2回
- 設定:2015年10月
分散性の高いと心配が、減るため好きです。
約400銘柄であれば、仮に1つの業績が悪くても残りの399銘柄でカバーできます。
極端なことを言えば、399銘柄が業績不振により消えたとしても、1社でも残ればセーフです。
400銘柄に分散してダメだったならば、ある種の諦めがつきます。
銘柄が少なくなれば、生き残るチャンスが減ると考えています。
HYDの場合は、75銘柄のうち消えて良いのは74銘柄までとなります。
SPYDの場合は、80銘柄のうち消えて良いのは79銘柄までとなります。
HYDの場合、銘柄が少ない代わりに、組み換え回数が4回と多いです。
組み換え回数を増やして銘柄の確認を行い、有効であるかのチェックをしています。
分散性の高いVYMが好きなため、高配当ETFの中ではVYMを買い増していきます。
IYR
人口が増加するアメリカの不動産REITだから好きです。
資産分散のトッピングとして、アメリカの不動産を手軽に購入できるから好きです。
- ファンド名(日本語):iシェアーズ 米国不動産 ETF
- ファンド名(英語):iShares US Real Estate ETF
- 経費率:0.41%
- 直近1年の利回り:約2.2%
- 配当回数:4回
- 配当月:3月、6月、9月、12月
- 設定:2000年6月
不動産は、現物資産の代表格です。
ただ、現物の不動産の場合、購入が必要になります。
アメリカの不動産を一般人が、個人で日本から購入するのは難しいです。
REITであれば、個人でも気軽にアメリカの不動産へ投資することができます。
REITを購入することで、アメリカで得られた家賃収入などを得ることが、できます。
ただ、REITは不況期に値下がりしやすいものです。
景気に敏感です。
アメリカは移民の国で、人口の増加が見込まれる国です。
人口増加するアメリカの不動産をREITで、お手軽に投資できるから好きです。
VYMを3つ購入したら、資産分散のトッピングとして買い増していきます。
AGG
守り堅めながら、安定的に毎月分配金を得られる資産だから好きです。
債券に投資して中長期的に市場に残り続けるためです。
- ファンド名(日本語):iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF
- ファンド名(英語):iShares Core Total US Bond Market ETF
- 経費率:0.04%
- 直近1年の利回り:約1.8%
- 配当回数:12回
- 配当月:毎月
- 設定:2003年9月
債券の中でもより守りに強いです。
投資して銘柄の約70%が、信用格付AAAです。
最も避ける必要があることは、企業の倒産です。
債券の場合、債券を発行していた企業が倒産すると、約束されていた利息や満期に受け取れるはずのお金が受け取れなくなります。
債券だと、上記が課題です。
課題に対して、企業の債券を格付したのが、信用格付となります。
AAAが最上位の格付となります。
格付が上位であるほど信用が高いとなります。
信用が高いと、約束されていた利息を受け取る可能性が、高くなります。
AGGの投資して銘柄の約70%が、信用格付AAAの債券です。
ほぼほぼ、約束通りの結果となる可能性が、高いです。
債券は値動きが少ないため、毎月安定的に分配金を受け取ることができます。
守備力を高め、安定期に分配金を受け取ることができるため、買い増していく予定です。
AGGの購入だけは今ではない
AGGは好きなETFであるのですが、現在は時期が悪く購入できないです。
現在、アメリカの長期金利が、上昇中です。
経済の世界では、「債券価格と金利は、逆の動きをする」ということになっているようです。
アメリカの長期金利が上昇すると、債券の価格が下がります。
AGGの価格も下がります。
銘柄を構成している債権の価格が下がれば、AGGの価格も下がります。
3月17日の終値は、約107ドルです。
4月28日の終値は、約103ドルです。
長期金利は、3月17日には約2.1%でした。
4月28日では、約2.9%となっています。
金利上昇に伴いAGGの価格が下がっています。
現在、AGGを購入して、分配金を受け取っても、下落が大きいです。
元割れしてしまいます。
現在は、AGGを購入する時期ではないです。
リーマンショックの経験有無
この3つに共通する好きな理由は、リーマンショックを経験していることです。
リーマンショックのきっかけは、2008年9月にアメリカの投資銀行である「リーマンブラザーズ」の経営破綻です。
- VYM:2006年11月
- IYR:2000年6月
- AGG:2003年9月
リーマンショックを経験していることは、暴落時のデータが存在するということです。
過去の暴落から、暴落時の動きを調べることができます。
暴落から回復までに必要とした期間が、分かります。
過去の暴落と同じ期間で回復する訳では、ありません。
備えあれば憂いなしです。
おおまかな動きが分かれば、慌てなくて済みます。
3件それぞれは、リーマンショックを経験しているため、好きで買い増しの予定です。
まとめ
インカムを増やすために、好きで買い増すETFと理由を紹介しました。
個人の意見です。
納得、好きな理由の腹落ちは人それぞれです。
投資の決定は最後は、自己の判断となります。
納得、腹落ちの参考になれば幸です。
これから、投資を始めてインカムを増やす人の参考になれば幸いです。
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