暴落時は売らずに資産を持ち市場へ居ることが最重要

投資

お金を増やすために投資を始める人、既に始めた人が居ると思います。

投資を始めると多くの人にとって避けたいのが、暴落です。

直近での暴落は、コロナショックです

評価が-30%と表示されていると精神的に辛いです。

暴落時の最悪のケースは、狼狽売りをし、市場からの撤退です。

たとえ暴落が発生したとしても、売らずに市場へ残ることを勧めます。

コロナショックを経験し、売らずに淡々とインデックス投資を続けていました。

今回は、コロナショックのような暴落でも、狼狽売りをせず、市場へ残ることが利益につながる理由を掲載します。

暴落時でも、市場へ残ることが最重要である理由が分かります。

前提

投資の前提は、インデックスによる長期、積立、分散投資です。

基本は、インデックス投資となります。

この点だけは、ご容赦ください。

インデックス投資

インデックス投資は、TOPIX、S&P500のような指数に連動する投資です。

市場全体へ分散投資が可能です。

日本、アメリカ、先進国、新興国、世界全体へ分散投資が可能です。

インデックス投資のメリットは、市場全体への分散投資です。

ただ、暴落時には、メリットがデメリットとなります。

インデックスと市場は、連動しています。

市場が暴落すると、インデックスも連動して下がります。

リーマンショック、コロナショックにような暴落が発生すると、暴落の影響を受けます。

避けるべき1番最悪のケース

暴落をきっかけに狼狽ろうばいりをし、市場から撤退してしまうことです。

狼狽ろうばい売りとは、株価が急落する様子を見て、慌てて保有している株、投資信託を売ってしまうことです。

1番最悪なケースとなる理由は、株を高い時に買って、安い時に売ってしまうからです。

高い時に買って、安い時に売るという行為は、投資において利益がでない典型例です。

リーマンショックやコロナショックより、10,000円(1万円)で買った株、投資信託が暴落しました。

暴落時の評価額は、6,000円です。

暴落時の価格で売ると損益は、4,000円です。

狼狽売りをすると、そもそも利益が発生でません。

暴落時に狼狽売りをし、市場からの撤退は1番最悪なケースとなってしまうため、最重要で避けるべきケースとなります。

暴落時も売らずに資産を持ち続ける理由

狼狽を売りをせず、持ち続け市場へ残ることが、長期的に大きな利益となるからです。

インデックス投資も暴落の影響を受けます。

暴落の影響よりも、持ち続け市場へ残ることが利益となります。

その理由が、3点あります。

市場は回復する

市場は回復するからです。

アメリカのS&P500を全体から見ると、右肩上がりをしています。

たとえ暴落が発生したとしても、確実に市場は回復してきています。

リーマンショックの場合、底値になってから最高値を更新するまでにかかった年数は、約5年です。

S&P500の下落の開始は、2007年10月です。

底値になったのは、2009年3月で、最大56%の下落でした。

最高値を更新したのは、約2013年4月です。

待っていれば、市場は元の価格まで回復してきます。

狼狽売りは、このまま下落が続くことに耐えきないゆえの損切です。

確かに1度は底まで行きますが、回復し再度、高値を更新します。

回復をじっくりと待ち、売らずに市場へ残ることが利益へとつながります。

株の成長

株の成長は、驚異の700,000倍だからです。

1802年から2012年までの間でアメリカで株、債券、金のリターンを比較した結果があります。

1802年に各資産へ投資した1ドルは、約200年後にどれくらい成長していたのかとなります。

約200年後の結果
  • 株:約700,000倍(70万ドル)
  • 長期国債:約1778倍(1,778ドル)
  • 短期国債:約281倍(281ドル)
  • 金:約4.52倍(4.52ドル)

アメリカのインフレを計算してこのような結果となっています。

1ドル = 100円として円で考えると
  • 株:7,000万円
  • 長期国債:177,800円
  • 短期国債:28,100円
  • 金:45,200円

インフレは、物価の上昇です。

昔は、自動販売機で100円で缶ジュースを購入できました。

現在だと、自動販売機で缶ジュースを購入するためには、だいたい130円です。

物価が上昇すると、お金の価値も変わってしまいます。

昔の1300円では缶ジュースは13本買えたが、現在の価値だと缶ジュース10本分です。

インフレを考慮して、株は約700,000倍成長しています。

1802年から2012年までに起きたこと
  • 1914年から1918年:第一次世界大戦
  • 1929年から1933年:世界恐慌
  • 1939年から1945年:第二次世界大戦
  • 1987年:ブラックマンデーによる暴落
  • 2001年:同時多発テロ
  • 2008年:リーマン・ショックによる暴落

株に投資した1ドルは、1802年から2012年の間で約700,000倍(70万ドル)に成長しました。

暴落が来ても売らずに持ち続けることが、利益へとなるからです。

複利

市場に残ることにより、複利の効果が得られるからです。

単利と複利
  • 単利は、利息を元金に入れずに計算すること
  • 複利は、利息を元金へ組込み計算すること(利息に利息が付く)

元金10万円、利回り5%で単利と複利を比べます。

単利
  • 元金 = 10万円
  • 1年後 = 10万円 + 10万円×5% = 10万5,000円
  • 2年後 = 10万5,000円 + 10万円×5% = 11万
  • 3年後 = 11万円 + 10万円×5% = 11万5,000円
  • 毎年5,000円だけ増える
複利
  • 元金 = 10万円
  • 1年後 = 10万円 × 105% = 10万5,000円
  • 2年後 = 10万5,000円 × 105% = 11万250円
  • 3年後 = 11万250円 × 105% = 約11万5,763円

仮に元金10万円、利回り5%、期間30年間で単利と複利を比較した場合、その差は約1.7倍となります。

「投資を早くに初めて時間を味方につけなさい」と良く言われるのは、複利の効果にあります。

時間の経過ともに、雪玉を転がすようにどんどん雪玉が大きくなります。

狼狽売りをして、市場から撤退した場合、複利の効果も得られなくなります。

最後に

たとえ、暴落が発生したとしても、売らずに市場へ残ることが利益へつながります。

インデックス投資が、前提であることをご容赦ください。

インデックス投資は、TOPIX、S&P500のような指数に連動する投資です。

市場全体へ分散投資が可能です。

ただ、暴落時には、メリットがデメリットとなります。

市場が暴落すると、インデックスも連動して下がります。

リーマンショック、コロナショックにような暴落が発生すると、暴落の影響を受けます。

避けるべき1番最悪のケースは、暴落よる狼狽売りをし、市場からの撤退です。

1番最悪なケースとなる理由は、株を高い時に買って、安い時に売ってしまうからです。

高い時に買って、安い時に売るという行為は、投資において利益がでない典型例です。

さらに、これから得られた利益を捨て、撤退してしまうからです。

暴落時も売らずに資産を持ち続ける理由は、3点です。

理由
  1. 市場は回復する
  2. 株の成長
  3. 複利

順番に詳しく掲載します。

市場は回復する
  • アメリカのS&P500を長期的に見ると、右肩上がり
  • たとえ暴落が発生したとしても、確実に市場は回復している
  • 暴落から回復までに必要な年数は、明確ではない
  • リーマンショックの場合、最高値を更新するまで必要な年数は約6年
  • 確かに1度は底まで行きますが、回復し再度、高値を更新する
  • 回復をじっくりと待ち、売らずに市場に残ることが利益へとつながる
株の成長
  • 株の成長は約200年で驚異の700,000倍
  • 1802年から2012年までの間でアメリカで株、債券、金へ1ドルを投資したリターンを比較した結果
  • 株:約700,000倍(70万ドル)
  • 長期国債:約1778倍(1,778ドル)
  • 短期国債:約281倍(281ドル)
  • 金:約4.52倍(4.52ドル)
  • インフレによる物価上昇を計算してこのような結果
  • 持ち続けることで利益へとつながる
1802年から2012年までに起きたこと
  • 1914年から1918年:第一次世界大戦
  • 1929年から1933年:世界恐慌
  • 1939年から1945年:第二次世界大戦
  • 1987年:ブラックマンデーによる暴落
  • 2001年:同時多発テロ
  • 2008年:リーマン・ショックによる暴落
複利
  • 市場に残ることにより、複利の効果が得られる
  • 単利は、利息を元金に入れずに計算すること
  • 複利は、利息を元金へ組込み計算すること(利息に利息が付く)
  • 仮に元金10万円、利回り5%、期間30年間で単利と複利を比較した場合、その差は約1.7倍
  • 「投資を早くに初めて時間を味方につけなさい」と良く言われるのは、複利の効果にある
  • 時間の経過ともに、雪玉を転がすようにどんどん雪玉が大きくなる
  • 狼狽売りをして、市場から撤退した場合、複利の効果も得られない

ここまで、あくまで狼狽売りをせず、市場へ残ることの理由を掲載してきました。

心苦しいですが、最終的な判断は自己の判断となってしまいます。

ご了承ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました