賃金のデータから考える職業の選択です。
岸田政権は賃上げを掲げていました。
何かと話題になる賃金です。
日本の賃金の現状、賃金のデータから職業を選択した場合です。
賃金によって生涯賃金が異なります。
生涯賃金が違えば、貯金、投資、生活へ様々なことへ影響します。
単純に生涯賃金が多い方は、生涯賃金が少ない方よりも貯金を多くできる可能性が高いです。
賃金のデータを知ることでこれから就職する方へは就職活動、転職を検討している転職活動の参考となります。
賃金が少ない産業、多い産業を知ることで生涯賃金の減少を防ぎ、賃金の増加につながります。
皆様の参考になれば幸いです。
注意
注意点は、3点です。
- あくまでも賃金のデータだけを参考にした場合の職業選び
- 特段、職業に希望がないことを想定
- 職業選択だが実状は産業選択が中心
職業の選択は各個人の自由です。
やり方、アイディアによっては、稼ぎ方や働き方は多様です。
日本はこれからより少子高齢化が進み、人口減少が発生します。
人口減少は、賃金の減少へつながる可能性があります。
人生100年時代と言われる中で生活していくためには職業の選択は、重要です。
賃金のデータを中心として、個人の意思は無視した選び方になります。
ご容赦ください。
日本の賃金は横ばい
厚生労働省の賃金構造基本統計調査からです。
労働者の賃金の実態を明らかにする統計調査です。
男女を合算した結果を見ると、横ばいです。
合算した結果を全体とします。
やはり性別によって、賃金に差が発生しています。
日本全体の結果として、賃金が増えていません。
賃金が増えない中での物価の上昇は、生活に与える影響が甚大です。
2001年と2021年の男女合算の賃金を比較すると以下になります。
- 2001年:305.8(千円)(30.58万円)
- 2021年:307.4(千円)(30.78万円)
横ばいか微増です。
詳しく知りたい方は、自身で厚生労働省の賃金構造基本統計調査をご覧ください。
日本全体として賃金は横ばいです。
産業別
産業別の賃金になります。
以下の産業は外します。
- 製造業
- 運輸業,郵便業
- 宿泊業,飲食サービス業
- 生活関連サービス業,娯楽業
- 医療,福祉複合サービス事業
- サービス業(他に分類されないもの)
産業は男女を合算した年齢計の結果が、300千円(30万円)未満の産業です。
特段の希望、向き不向きを考慮しない場合です。
男女別ではなく、合わせた結果です。
性別によって300千円(30万円)未満の産業が、異なります。
性別に分けると以下のようになります。
製造業に建設業は含まれていません。
日本はもの作りと言われていますが賃金の面から考えると、もの作りも選択できません。
データを元に考えると、苦しい結果です。
産業を選びが重要な理由
賃金の伸びとピーク時の額です。
最も伸びる産業だと約323千円(約32.3万円)、悪いと100千円(10万円)に満たない産業もあります。
スタート時の年齢階級は20〜24歳からで、ピーク時までです。
産業の特性上、構造上どうしても低い賃金となってしまうこともあります。
賃金の伸びる産業に身を置くことで、産業の成長の恩恵を受けることができます。
獲得できる賃金が増えることです。
スタートが200千円(20万円)に満たなくても伸びる産業に身を置くことで、約323千円(約32.3万円)の増加につながります。
仮にスタート時の賃金が190千円(19万円)、伸びが悪い100千円(10万円)未満だとするとピーク時の賃金は、290千円(29万円)未満です。
賃金が少ないと生涯賃金も減ります。
生涯賃金が少ないと貯金できる金額も変わっていき、老後の資金も異なってきます。
賃金に焦点を当てると産業が重要になります。
単純に産業を選択すると
以下から職業を選択します。
- 電気・ガス・熱供給・水道業
- 金融業,保険業
- 学術研究,専門・技術サービス業
- 教育,学習支援業
- 情報通信業
5つの産業が男女を合わせた結果で賃金が350千円(35万円)以上でした。
男女別ではなく、合わせた結果であることをご了承ください。
産業から職業を選択することで、稼げる職業につながる可能性が高いです。
現時点での結果となります。
製造業のピーク時の賃金は361.9千円(36.19万円)です。
日本はもの作りと言われているため参考までの記載です。
時代とともに、栄える産業もあるため絶対ではありません。
賃金の差は把握しておいて損をすることはありません。
まとめ
今回は賃金のデータから考える職業の選択です。
賃金は労働する上で無視することができません。
生涯賃金へも影響します。
男女を合わせた賃金として現状は、横ばいです。
産業によっても賃金の格差があります。
データを元に何も希望がないと想定しての職業の選択です。
労働は人間関係、働き方、個人の向き不向きなどがあるため、賃金のみではありません。
労働する上で賃金は無視できません。
何か皆様の参考になれば幸いです。
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