今回は、スキル・資格なしについてです。
選択の自由は、ありません。
自分の希望は、通らないと想像してください。
転職を勧めている訳ではありません。
コロナをきっかけに状況は変わりつつあります。
出勤が不要になるテレワークの浸透、専門性を重視するJOB型雇用の出現などがあります。
さらに、2019年の転職者数は、351万人と過去最多となりました。
今後、転職がより一般的になるかもしれません。
転職や異動を考えている人に知って欲しいことです。
忙しい方は、転職活動での体験、中途で入社する意味だけでもご覧ください。
無謀なことを考え直すきっかけになるかもしれません。
私自身も転職活動で辛い思いをしました。
自分が否定されている思いをしました。
同じような思いをして欲しくなく、何か参考になれば幸いです。
IT業界の仕事の進め方
私が、関わってきた範囲での話になります。
現場によって進め方が、変わることもあります。
- 設計を作成
- 設計を元にプログラムを作る
- プログラムのテスト
- リリース
- 一般ユーザーの使用開始
極論です。
設計書が完璧であれば、プログラムを作る人は誰でも良いとなります。
なぜなら、設計書通りにプログラムを作成すれば、誰がやっても同じになるからです。
あくまでも、極論で考えた場合です。
設計書も完璧ではないです。
要件が漏れていた、未決の部分がある、そもそもの設計に不備があったということがあります。
プログラムを作成したという経験も重要ですが、設計経験、スキルも重要です。
設計書を起点にしてプログラムの作成、テストが進んでいくからです。
当時のスキルと資格
当時のIT業務に関するスキルと資格です。
自身は、スキルのない方です。
エンジニアとしてシステムの作成をしています。
スキルは、実務経験をもとに記載しています。
リーダー経験があれば、進捗の取りまとめ、報告のようなリーダーは業務できるとしています。
- テスター(単体と結合テストの実施)
- テストケースの作成
- 汎用機系での製造
- SELECT、UPDATE、DELETEのような簡単なSQLの操作
- 進捗報告
- 簡易な詳細設計からリリース計画の作成(定型業務)
- なし
スキルの最後に詳細設計とあり、設計をしています。
ただ、これは定型作業です。
決まった内容を設計書にコピペしているだけです。
案件の性質上どうしても必要な設計書であるため、作成していました。
自身でシステムの構造を理解、把握した上で、新規機能を設計したというような経験はありません。
転職活動での体験
スキルのない人が、転職活動すると書類選考、一次面接で落ちます。
面接では、何か実践している活動はありますかと質問されたこともあります。
返答に困りました。
無料のサイトで練習していますと返答しましたが、反応が悪かったです。
当時、使用していた転職エージェント経由で面接に落ちた理由を教えてもらいました。
理由は、スキルがないことでした。
さらに、厄介なことに口下手でコミュニケーションが苦手です。
スキルもない上に、言っていることも分からないというような理由もありました。
良い感じに進んだ面接もありましたが、落ちました。
1次面接で面接していただいた人が、人物的に良い人だからとプッシュしてくれましたが、スキルがダメだと2次面接の人に断られました。
資格もないため、資格でカバーできませんでした。
案件へ参加する場合、資格の有無を確認するような案件もあります。
スキル、資格のない状態で転職活動をしていました。
当時、コロナの影響も受けていた時でした。
書類を送っても落とされ、なんとか通過したとしても一次面接で落ちていました。
中途で入社する意味
会社の事業拡大へ貢献して、売上を上げるための戦力です。
転職は、中途で入社します。
会社はエージェントや転職サイトにお金を払っています。
お金を払ってでも、事業を拡大して売上を上げるための人員が欲しい訳です。
そこにスキルも資格もない人が、応募してきたらどう思うでしょうか。
担当者の立場に立てば、おそらく落とします。
なぜなら、戦力とならないからです。
資格をとって自己研鑽をしている人であれば、まだ可能性はあるかもしれません。
スキルもない、資格も持っていない人を戦力として見なすことは、おそらくないです。
異動もできない
異動の希望を上司へ伝えましたが、無理でした。
転職が無理な場合、残された手段は異動です。
異動は、頻繁には行っていません。
異動は本人の希望と次の現場の空きがあった場合に成立します。
現場の空きは、いつ発生するのか不明です。
スキル・資格もないエンジニアの場合、参加できる案件を探す方が大変です。
参加するためには、スキルが求められます。
スキルを満たしていないと案件へ参加できません。
次の案件が、決まらければ会社は稼げないエンジニアを抱えることになります。
次の案件がないと、異動もできません。
自由がないと
現場に不満があっても、ただ耐えるのみです。
- 人間関係の不満
- ただ定時になるのを待つだけ
- 仕事を通してのスキルアップが望めない
自由がない以上、どうすることもできません。
選択肢としては、与えられた環境に耐えるだけとなります。
生活のためには、労働が必要です。
働かないと給料を得ることができず、家賃、食費、光熱費を払うことができません。
職場に不満があっても転職も異動もできないため、耐えて耐えて生活のために労働します。
耐える過程で、うつ病、適応障害、ストレスによる身体の異常が発生するかもしれません。
自由がないため、与えられたところで耐えるのみとなります。
まとめ
今回は、転職活動をして感じたスキル・資格がないための不自由についてです。
現在、転職、異動したいと考えている人は辛いですが、一度、現状のスキルと資格を確認することを勧めます。
スキル・資格がないけど、転職、異動したいと考えている人は、お菓子を食べながら痩せないと言っている状況です。


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