真面目に働いていればいつかは良くなる、報われるかもしれないと考えている方がいると思います。
難しい時代となりましたが、真面目に働くだけではリスク(危険)となる可能性が高いです。
変えようのない現状が発生しています。
不安をかきたてることを意図していません。
資産所得、新NISA、リスキリングなどが必要な理由を知る助けとなります。
発生している危機をご認識ください。
真面目に働くだけがリスクとなる理由についてです。
皆様の参考になれば幸いです。
伸びない年収
平均年収は400万円前半でほぼ横ばいです。
分かっている3年分だけ見ると以下になります。
- 2019年:436万円
- 2020年:433万円
- 2021年:443万円
年収という数字だけで考えると、真面目に働いていても年収は増えないとなります。
年収が増えないということは、家計として使えるお金もほぼ一定となります。
物価上昇(インフレ)
発表された消費者物価指数である総合指数は以下になります。
総合指数は2020年を100として106.9
出典:総務省統計局ホームページ
前年同月比は2.8%の上昇
約107となります。
最新の指数を知りたい方は、総務省統計局ホームページを参照してください。
インフレが進行しているという結果になります。
指数は商品の価格を表しています。
- 100より大きくなったということは商品の価格が高くなった
- 100より小さくなったということは商品の価格が安くなった
- 2020年の商品の購入費用は10,000円
- 2023年の商品の購入費用は10,700円
当時10,000円だったものを2023年に購入するためには、余分に700円支払う必要があります。
物価が7%上昇したとなります。
最悪の組み合わせ
伸びない年収と物価上昇(インフレ)の組み合わせは、最悪の組み合わせです。
年収が変わらないという状況でインフレが発生すれば、家計を圧迫します。
インフレが進行することでお金がどんどん減っていき、家計は火の車となります。
- 生活に必要な商品購入費が総額200万円
- 年収は400万円
- 総合指数が107
- 2020年:商品の購入に200万円、残りは200万円
- 2023年:商品の購入に217万円、残りは183万円
年収に変化がない状況だと、インフレの進行により生活が苦しくなっていきます。
年収がインフレ分増加すると2020年と同じ状況になります。
日本の年収は増えていないため、確実に家計はインフレ分のダメージを受けます。
増税の可能性
これからの日本で待っているのはほぼ確実な増税です。
- 少子高齢化による医療費の増大
- 人口減少による税収の悪化
- 社会保障の維持の財源確保
収入は減るが、今の制度は維持し続ける必要があるため支出は減らせないという現状です。
むしろ支出は増える可能性が高いです。
社会保障の維持のため、料金や条件を変えるなどの細かな対策は実施しています。
細かな対策では限界があるため、収入を補うための増税はほぼ確実とみた方が適切です。
まとめ
真面目に働くだけがリスク(危険)となる時代についてです。
伸びない年収と物価上昇(インフレ)という最悪の組み合わせが発生しています。
- 平均年収は400万円前半でほぼ横ばい
- 総合指数は2020年を100として106.9
最悪の組み合わせに加えて、増税という可能性もあります。
- 少子高齢化による医療費の増大
- 人口減少による税収の悪化
- 社会保障の維持の財源確保
皆様の参考になれば幸いです。
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