将棋と投資の関連

投資

将棋経験と投資の関連性を記載しました。

株主優待で有名な桐谷さんも、元プロ棋士です。

投資には将棋に近い部分があるからです。

約7年間の将棋の経験、お金や投資に関する本を10冊以上読み、約3年投資をしています。

積立NISA、iDeCoを活用して全世界のインデックス投資を中心に、国債、個別株、REIT、アメリカのETFもしています。

投資はこんな感じかとイメージを掴むことにつながります。

皆様のお役に立てれば幸いです。

持ち駒の活用

持ち駒の活用は、今ある資産の活用に役立ちました。

  • 手持に10万の現金がある
  • 2万を貯金する
  • 4万を全世界のインデックス投資
  • 4万を債券へ投資

将棋は、取った相手の駒を好きに活用できます。

将棋のゴールは、相手の王様を詰ますこと、つまり、打ち取ることです。

ゴールを目指しながら、盤面の形勢を見て時に攻めたり、受けたり、自分の王様の守りを強化したりしていきます。

投資の世界には、アセットアロケーションという言葉があります。

将棋の持ち駒を活用するという経験があると、アセットアロケーションのイメージが掴みやすかったです。

アセットアロケーション

意味は、運用するお金をどんな金融資産(アセットクラス)をどのぐらいの割合で株や債券へ配分(アロケーション)するかを決めることです。

  • 手持に10万の現金がある
  • 2万(20%)を現金として預金
  • 4万(40%)を株式へ
  • 4万(40%)を債券へ

将棋に置き換えると、持ち駒を攻め、守りにどのくらいに活用するのかとなります。

攻め100%の場合
  • 将棋で考えると、相手の王様を詰ますことにのみに活用し、自分の王様の守りは見ない
  • 投資で考えると、株式100%の配分で1社から2社の個別株への集中投資
攻守バランスの場合
  • 将棋で考えると、攻めへ使用する駒は桂馬と歩、攻めの反動を考えて守りのために銀は残りしておく
  • 投資で考えると、暴落を考慮して多少運用リターンを落としても株式へは50%、債券へ50%としておく
守り100%の場合
  • 将棋で考えると、持ち駒は受けと自分の王様の囲いの強化、補強のみとする
  • 投資で考えると、ともかく守りで元本を守ることが最優先とし、現金や国債へとする

将棋での経験により、アセットアロケーションが駒の活用であるとイメージしやすく、身近なものと捉えることができました。

3手の読み

3手の読みは、暴落への備えで役に立ちます。

将棋の世界では、3手の読みという言葉があります。

3手の読み
  1. 自分はAという手を指す
  2. 相手は1番厄介なBという手を返してくる
  3. 自分はBに対してCで切り返す

相手が自分にとって、1番厄介な手を返してくるから、切り返しを用意し対応できるようにすることです。

投資の場合
  1. 全世界のインデックス投資にしよう
  2. いつかはリーマンショックのような暴落が発生する可能性はある
  3. 利回りは低いけど債券へも投資して守りも強くしよう

投資で1番厄介なのは、暴落と想定した場合です。

最悪な手を返して来ても、対応できる用意をしておく、保険をかけておくことです。

原因はすべて自分

将棋も投資も両方、最終的な意思決定は自分でしなければいけないことです。

責任は、相手に求めてはいけないということです。

共通点
  • すべてが自己責任

将棋の場合、差し手を選ぶのは自分です。

手を決める時には、誰も助言をくれません。

それは、対戦相手も同じです。

無数にある手の中から、次の手として1つを自分自身で決める必要があります。

仮に悪手を指して負けた場合、その原因はすべて自分自身にあります。

悪手を指してしまった自分の判断力、読みの力が悪かったとなります。

研究した局面で、相手が研究以上の好手を出してきた場合は、自分の研究不足となります。

投資でも同じです。

投資の本でもよくあると思います。

「最後は自分のリスク許容額の範囲でお願いします」という記載を見た方は、いると思います。

投資したお金が、暴落によってなくなったとしても、誰も助けてはくれません。

仮に相手を信じて投資したとしても、投資の決断をしたのは、自分自身です。

妄信して裏取りを忘れてしまった自分の責任となります。

極端ですが、お金がなくなったとしても、だれも助けてはくれません。

将棋も投資も最終的な意思決定は、自分自身です。

自分で決めたことだから、相手に責任を求めてはいけないという点です。

まとめ

将棋の経験は、投資に有用です。

将棋と投資には関連性があります。

将棋をしていたことで、投資が限りなく将棋に近いと感じることができました。

  1. 持ち駒の活用 = 資産の活用 = アセットアロケーション
  2. 3手の読みによる最悪に想定しておくこと
  3. 最終的な意思決定は自分であるため原因はすべて自分にある

特に、3点について記載しました。

皆様のお役に立てれば幸いです。

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